福の樹便りFukunoki dayori
バックナンバー
2023年初夏号亜鉛欠乏性貧血って何!?
「貧血」といえば鉄分不足が原因だと思っていませんか? 確かに鉄分不足でも貧血にはなります。しかし、現代人には鉄分よりももっと不足しているかもしれないミネラル成分があります。
それが「亜鉛」です!
みなさんは、「亜鉛」足りてますか?っていわれてもわかりにくいと思います。病院で貧血の為の血液検査をしても亜鉛不足を指摘されることは殆どありません・・・ 「亜鉛」が極端に少なければ、味覚障害や皮膚のトラブル、抜け毛や口内炎といった症状が現れることもあります。しかし、これらの症状と貧血が関連しているとは思いつかない方が多いと思います。
そこで、まずは「貧血」のお悩みで鉄剤を服用しているのに貧血が改善しない方は「亜鉛欠乏性貧血」を疑ってみてください!
「亜鉛」は赤血球を作り出す工程で必須の成分です。赤血球の原料には鉄分が必要なんですが、原料があっても作り出すチカラがなければ生みだされません・・・卵(タンパク質)とフライパン(鉄分)があっても火や熱(亜鉛)が無ければ目玉焼きはできないようなものですね・・・ (例えが悪かったらごめんなさい)
「亜鉛」はその他にも体内の約300種類の酵素を働かせる成分でもあります。まだまだ未解明なことも多く、最近では難病の改善と亜鉛の関わりに注目もされています。鉄分やカルシウムに意識が向くことは多いですが、これからは「亜鉛」にも注目してみてくださいね!