マンスリーカンポー Back Number
2015年3月[小柴胡湯]

小柴胡湯は漢方薬の聖典「傷寒論」に出てくる、とても歴史の長い漢方処方の一つです。 傷寒論というのは、急性の感染症(ウイルス性の風邪など)を主体とした病気の治療法が書かれた書物ですので、この小柴胡湯も感染症のときに活躍する漢方薬なんですよ。

効能効果は吐き気・食欲不振・胃炎・胃腸虚弱・疲労感及び風邪の後期の症状です。

生薬は、柴胡・黄芩・大棗・人参・甘草・半夏・生姜の7味で構成されています。

小柴胡湯の使い方にはコツがあって、風邪をひいてすぐではなく、治りかけに起こる胃腸症状や日中は平熱なのに夕方になると寒気と発熱が出てくるような寒熱の往来に絶妙な効果があります。

その他にも、自律神経のバランスが乱れたことによる微熱や体調不良に用いますが、そのようなときは症状によって柴胡桂枝湯や柴朴湯、柴苓湯など小柴胡湯をベースにした処方が色々あるんですよ。

ただし、これらは自己判断で服用すると副作用も起こることがありますのでくれぐれも専門の薬剤師や医師にご相談の上服用してくださいね。

バックナンバー一覧へ
このページの先頭へ