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2014年4月[折衝飲]

当帰芍薬散や桂枝茯苓丸という処方は有名ですが、この折衝飲という方剤はご存知ない方も多いかもしれません・・・

この処方は江戸時代中期の医師、賀川玄悦の著「産論」に記載されています。「産論」に載るくらいですので誰に用いるのかはなんとなく予想できますよね。効能効果は「月経不順、月経痛」ですが、幅広く捉えることが可能で、産後の悪露排出や子宮や卵巣の炎症、骨盤内の疼痛、など婦人科臓器の痛みや腫れ、血流改善に用いることが出来るんです。

配合生薬は、当帰・芍薬・川芎・桂皮・牡丹皮・桃仁・延胡索・牛膝・紅花の9味から構成されています。

月経痛が辛い方、流産や堕胎が原因で月経異常がある方、不妊治療で子宮や卵巣が腫れて治療が進められない方、卵巣機能が不十分で卵子の採取が難しい方、生理前の頭痛がひどい方などにも良い結果がでてますよ。当帰芍薬散・桂枝茯苓丸・加味逍遥散を組み合わせて服用するくらいならこの処方一つでいけるかもしれませんよ!

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