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2014年1月[人参湯]

お腹が冷えてしまうといろいろな病気に繋がってしまいます。そんな時、お腹の奥深くから温めてくれる漢方薬に「人参湯」という処方があります。構成生薬は、人参・白朮・乾姜・甘草の4種類からできています。

効能効果は、「手足などが冷えやすく、尿量が多いものの次の諸症状:胃腸虚弱、胃アトニー、下痢、嘔吐、胃痛」です。使用目標としては、冷えがあり、唾液が湧き出るように口内に溜り、尿は薄い、下痢や何遍気味で胃痛や腹痛がある場合(全て当てはまらなくても良いですよ)使ってみても良いと思います。冷えは重要なキーワードですね!

以前30代後半の女性の方で、「急性胃腸炎」との診断を受けお薬を処方されていたが下痢止めを飲んでいないと下痢が治まらず慢性の下痢状態で漢方相談に来られたことがあります。この方、服用開始から3日位で下痢が治まり通常のお通じに10日程で戻りました。1ヵ月後には漢方薬を服用しなくても大丈夫になりめでたく漢方薬を卒業しました。

胃腸系の病気の場合、直接漢方薬が胃腸に入ってくるので比較的反応が分かりやすい疾患と言えます。漢方薬を卒業するまでには個人差がありますが、病院からいつまでも同じ薬を処方されて服用するくらいなら試してみてはいかがでしょうか?

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