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2013年10月[七物降下湯]

七物降下湯は日本で発案された漢方薬の一つなんですよ!漢方=中国というわけではなく、日本には日本の気候風土や体質に合わせて生まれた処方がいくつもあるんです。

この七物降下湯ですが、四物湯(当帰・芍薬・川芎・熟地黄)に釣藤鉤・黄耆・黄柏を加えた7種類の生薬構成で出来ています。

四物湯といえば、補血剤の代表的処方で、血行改善や造血作用、血管収縮改善作用など血液や血管に関わる部位の改善効果に優れています。これに末梢血管や脳血管を拡張し流れを良くしてくれる釣藤鉤と黄耆が加わり、清熱効果や血管補強効果のある黄柏も入っていることが特徴です。

一般的な効能効果は、「高血圧・のぼせ・肩こり・耳鳴り・頭痛・頭重」とあります。 応用としては現在色々な臨床報告が集められており、認知症の予防・緩和作用やパーキンソン病(症)の予防・緩和改善作用、末梢神経障害の改善、脳血管障害の改善、膠原病の一部の症状などなど幅広く脳や末梢の血管や血液循環に関わる疾患に利用されているようです。

日本生まれの日本育ちである「七物降下湯」、まだまだこの先いろいろな病気に有効な事が証明されようとしている未来有望な漢方薬ですね!

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