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2013年9月[柴胡加竜骨牡蠣湯]
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柴胡加竜骨牡蠣湯は小柴胡湯(黄芩柴胡・半夏・黄芩・人参・大棗・生姜・甘草)に桂皮・竜骨・牡蠣(殻)・大黄を加えた処方です。

竜骨というのは、名前からして凄そうですが現代では大型哺乳動物の化石が使われています。でも、古代の中国では本物の恐竜の化石だったかもしれないんですよ!竜の化石だったらすっごく効きそうですね!

柴胡加竜骨牡蠣湯の効能効果は・・・ 精神不安があって、どうき・不眠・不安・高血圧の随伴症状・神経症・更年期神経症・小児夜泣き と記載されています。最近では、動脈硬化に効果があるとの報告や、心臓系疾患にも用いられたりと幅広く活用されています。

竜骨や牡蠣が配合された漢方薬の使い方はズバリ、「おへその周囲で動悸(腹部大動脈の拍動)があるかどうか」なんですよ!  ただし、大黄が含まれていますのでお腹が弱い方には不向きな処方です。この処方をもちいるときは専門の医師・薬剤師に相談して服用しましょう。

自律神経失調症や統合性失調症、うつ病や不安神経症など精神系神経系疾患でしばしば活用される処方の一つです。すぐに病気を治す薬ではありませんが、向精神薬に頼りたくない方、できるだけ化学薬品は飲みたくない方にはおすすめの漢方薬だと思いますよ。

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