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2013年5月[補中益気湯]
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補中益気湯という漢方薬は最近いろいろな場面で用いられることが多くなってきた処方の一つです。中(脾胃)の気を補って元気を益す漢方薬という意味が名前になっています。

構成生薬は、高麗人参・白朮・黄耆・当帰・陳皮・大棗・柴胡・甘草・生姜・升麻の10味からできています。なかでも特徴的なのが、柴胡と升麻です。この2味は慢性的に生じた炎症を取ってくれる働きがあります。慢性疾患や病後の回復が悪いというのは、激しくないものの炎症が持続的に存在しています。こんな時には、清熱と補気を持ち合わせたこの処方が効果を発揮するんですね。

効能効果は、薬名の表すように「元気がなく胃腸の働きが衰えて疲れやすい、虚弱体質、病後の衰弱、食欲不振、寝汗」となっています。その他にもガンやインフルエンザに対する免疫強化や、アレルギーの体質改善、脱肛や子宮下垂の改善など、カラダ本来の機能が低下し隠れた炎症があることで引き起こされた病気であれば使用してみる価値がありますよ!

お子さんのアトピーや喘息、感染症にしばしば罹りやすいという場合におススメです。

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