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2013年1月[二陳湯]

二陳湯の二陳ってなんのことかご存知ですか?陳というのは新陳代謝の陳のことでもありますが、古いものという意味なんです。では、なにが古いのかといいますと、二陳湯の構成生薬にその答えがあります。

二陳湯は半夏・茯苓・陳皮・生姜・甘草の五味から構成されていて、そのなかの半夏・陳皮は古いものほど良品と云われており、そこから名が付けられたとのことです。

さて、二陳湯の効能効果は・・・悪心(気持ち悪い)・嘔吐となっております。 半夏・茯苓が胃腸に溜った水気をさばいてくれて、陳皮・生姜・甘草が胃中をスッキリさせて正常な働きに整えてくれます。効能にもある悪心・嘔吐にとらわれず、水毒症状全般に用いることができるので、めまいや乗り物酔い・二日酔いにも効果があります。

そして、抗ガン剤などの副作用である吐き気で西洋薬の吐き気止めが効果ない場合でもこの漢方が効くことがあるんですよ。漢方ってすごいですよね!西洋薬の吐き気止めと異なる点は、無理やり嘔吐中枢を止めないことです。これによりウイルス性の胃腸炎で吐かなければウイルスを排除できない場合は吐き気止めの効果は現れずちゃんと嘔吐してくれるので、治りを妨げることがありません。逆に、治り際で胃だけが落ち着いていない場合はちゃんと効いてくれます。不思議ですよね~。

小さいお子さんでも飲みやすいので、日頃からストックしておくと便利かもしれませんよ。

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