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2012年7月[当帰芍薬散(料)]
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当帰芍薬散(料)は漢方薬の中でトップクラスの使用頻度がある処方のひとつです。この処方は専ら婦人科系の疾患に使用されることが多いのですが、もちろん体質によっては男性も服用しても大丈夫ですよ。

構成生薬は当帰(とうき)・芍薬(しゃくやく)・川芎(せんきゅう)・茯苓(ぶくりょう)・白朮(びゃくじゅつ)・沢瀉(たくしゃ)の6種類から成り立っており、当帰・芍薬・川芎 は血液の巡りを整える働き、茯苓・白朮・沢瀉は水の巡りを整える働きがあります。

効能効果は冷え症・頭重・めまい・月経不順・更年期障害が謳われていますが、血の巡りと水の巡りの両面が悪く、それが原因で引き起こされている症状や疾患であれば病名にこだわることなく用いてみる価値はありそうです。(もちろん専門の医師・薬剤師・登録販売者の指示に従って下さいね)

近年では、不妊症といえばこの薬!というような風潮もあります・・・しかし、あくまでも血の巡りと水の巡りが滞りがちの不妊症であれば当帰芍薬散かもしれないですが、そうでなければ別の処方を選択しましょうね。ちなみに、妊娠中毒症や流産防止を目的として妊娠中に服用するケースもあります。(生まれた後も赤ちゃんが丈夫になるって経験談もあるんですよ)

男女問わず、血色が薄い感じで水分代謝やリンパの巡りが悪い方は病気になってからではなく、日頃から服用しておくのも良おススメですよ!

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