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十種類の生薬が、体内の諸毒を打ち敗る。という意味がある漢方薬と言われています。

主に皮膚疾患に使うことが多い十味敗毒湯ですが、抗アレルギー効果もあるのでいろいろな疾患へ応用が可能な処方です。効能効果は、化膿性皮膚疾患・急性皮膚疾患の初期・じんましん・急性湿疹・水虫です。

この効能効果からわかるように、化膿性の感染症・アレルギー性皮膚炎・真菌感染には適応があると言えるわけです。もちろん、体質や症状によって必ずしも十味敗毒湯が正解とは言えませんが構成生薬の特性とマッチすれば効果が期待できる漢方薬です。

この処方は日本で考えられた漢方薬で、華岡青洲(1760~1835年)という江戸時代のお医者さんが荊防敗毒散という処方をアレンジして作ったと言われています。構成生薬に桜皮(おうひ)という桜の樹皮を用いているところが日本らしいですね。

最近では、ペットのワンちゃんに十味敗毒湯を飲ませたら皮膚病が治った!ということで、ワンちゃんの皮膚病へのファーストチョイスにもなっているようですよ。

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